ブルーもしくはブルー

NHKのドラマで稲森いずみを見かけました。

ブルーもしくはブルー　ドラマ公式ページ
彼女の顔が好きなので目の保養とばかりに見つづけてみたら、稲森いずみの一人二役主演で「同じ顔をした女が、貧乏生活と金持ち生活を入れ替わる」という筋立ての話のようで、私が見たところはちょうど入れ替わり生活が破綻するほころびが見えかけたシーンでした。
「誰かと入れ替わる」というのは「王子と乞食」「影武者もの」など例を挙げられるように、物語の魅力的なテーマの一つです。
スタッフロールを見て原作があることを知りました。原作者は有名な人でしたが、私はその作者の本を一冊も読んだことがありませんでした。
これも出会いだと思い「ドラマは毎回見ないだろうし、いつか原作を読もう」と心に記して数日後、訪問したお宅の書棚にその本が置いてありました。

「貸して」

一冊の文庫本は帰路の車内に加えてビールを一缶飲むほどの時間で読み終わりました。
ドラマで感じた雰囲気との違和感を持ったので公式ページを見てみたら、原作とドラマの設定は細部が違いました。
その細部が私にとっては重要な所だったりするので、ちらっと見ただけのドラマと比べても奇妙な感じを覚えたのでしょう。

ドラマの方だと登場人物が増えてたり人間関係が変っていたりしているので、後半の纏め方が原作とはがらりと異るのではないでしょうか。

原作とは違っても、ドラマ版の設定の方がＮＨＫドラマらしい話になりそうです。
原作もののドラマ化というのは難しく、面白くもあるなと思いました。

というのが枕話でして、実は本題は次だったり。