涼宮ハルヒの憂鬱

「ただの人間には興味ありません。
 この中に、宇宙人、未来人、超能力者がいたらあたしのところに来なさい。以上」

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)


 高校入学の日、ハルヒとの遭遇を果たしたキョン。偶然は必然だった。


 ワガママ大将美少女、温厚巨乳童顔先輩、冷徹機械の後輩と女キャラをずらり揃え、
 男性キャラはスカしたハンサム解説者。そして同級生その1・その2。
 にぎやかな人物達に囲まれた本名不明の主人公「キョン」は斜めに達観する。
 タイコ持ちの失笑物語の一作目。


 ベタベタな学園物キャラ小説かと思いきや、
 超常だらけの非日常に突入していく理由に当たる設定が新鮮だった。
 超常現象の理屈っぽいところは雰囲気を味わう程度に描かれていて、気楽に楽しめる。