TRUSH!
「荒野のガンマンも、
悪徳保安官も、
列車強盗も出てこない!」
「ダンス★ダンス★ウェスタン!」
http://www.6ban.com/what6c/6cayumi/kouenkiroku/trush/index.htm
スタッフがサイトで
「すみません荒野のガンマン出てきます。
タイトルもTRASHの誤字だったのですが、TRASHとRUSHとかけたことにしました」
みたいなことを書いていた。
厳密さを問えばけしからんだろうけれど、
創作の上ではそういうこともあっても良いと思う。
なにより、この劇は十分に楽しいものだったのだから。
西部、荒野を走る鉄道の終着駅のゴミの街で暮らす未亡人、アールが
ゴミ捨て場で行き倒れた男を発見する。
「お嬢様!お嬢様はどこ!」
若い男女の逃亡者が廃鉱の町に引き連れてきたトラブルは、
町の存亡に関わる大事件となる。
たしかに、ガンアクションもない。
西部劇の酒場といえば、なめらかなカウンターの上をウィスキーグラスが滑るような、
「坊やはミルクを飲んでいな」的なものであるけれど、
ここのはオープンテラス。
未亡人たちがボトルをラッパ飲みしながら謎のカードゲームに興じている。
だか、舞台と設定はどなた様にもおなじみの、見てご安心のコテコテ西部劇となっている。
導入部がちょっと冗長で、ジョークが大袈裟すぎるかなとおもった。
そこを過ぎれば、愉快なお話しと明るいダンスを楽しめた。★五つ。
今回は元、劇団員と連れ添っていった。
観劇後、演技や滑舌についての細かな感想を述べていたので、
なるほど、私とは観点も観測深度も違うなと感心するも、
後半、愚痴だかなんだかわからない話になってきたので、
含蓄ある感想の引用は控える。
概ね「面白かった」
「次回も付き合ってやらないわけではないですよ」とのことなので、
楽しんではいたのだろう。
ひいき俳優
・アール役:附田泉
三ヒロインの一人で、主人公。
過去鑑賞した二舞台では、共に知的な大人の女性という役柄で、
洋画の老婦人のような声をだしていた演技しか見たことがなかったので
今回の「よっぱらい女」役をやっている人とは気がつかなかった。
・ロック役:鈴木智晴
格好良くて可愛い役の魅力を見せてくれた。
連れのひいき俳優
・ヴァズカビル役:松本陽一
「一人群を抜いている」そうです。
・アール役:附田泉
「うまい人だなぁ」だとか。
ネット予約特典
入り口でくじ引きをして、出てきた登場人物に合わせた
「おまけ+配役の俳優さんからの直筆感謝状」が貰える仕組み。
私は「ジジババ」を引いて、一口ようかんと何か(お茶だったかな。ちょっと忘れてしまった)。
連れは「キューブ三兄弟」を引いて水鉄砲のようなおもちゃを貰っていた。